泳いでね、スー〜震災の中で〜

僕を支えている、ボランティアの人が、

「お母さんの所へ、泳いで行けるか?」

と、僕から手を離した。

なんとか、漂う事ができた僕は、沖を目指して泳ぐ事にして、少しずつ陸から離れた。


その背後で、ボランティアの人が、

「生きて…いけるかな…。」

と、呟き、元気君のおじいさんは、

「わかんねぇ…、でもたんぼで死ぬよりはマシだろ。」

と、僕を眺めていた。