「ははっ、冗談でも嬉しいよ。でも秋には恵美ちゃんも控えているじゃないか。」

「はいっ。雄太さんと課長みたいな家庭を築きたいと思います…。式には、お二人で来てくださいね。」。

そう言って、近澤は頭を下げた。

「ああ…、楽しみにしているよ。」

塩田がそう言うと、近澤は再度頭を下げて、塩田の机から離れ、自分も同僚と昼食をとりはじめたのだった。