「ダメですからね、港に行っては…。ノナが行かなければ、あの親子も陸へ戻るから…ね。」

僕の気持ちを察したお母さんの言葉に、僕は黙って頷いた。


今日の海は、ホントに変だ…。
何か…変な雰囲気が漂っていて泳いでいる魚が少ない気がする。


そんな空気が嫌で、不安で…。
いつの間にか、仲間が集まり始めていた…。

そんな中で…。