「ママ、スーがママに何かを言っているよ…。」

元気君に言われた彼女は、

「そうね…、でもママにはスーのお話はわからないの。」

と、彼を抱き上げながら言った後、

「ごめんね、スー。スーの言葉わかるように、これから努力するね。」

と、海から離れていった。

伝えれなかった…。
どうしよう…。
オババの言う、次っていつなんだろう…。

僕はそんな事を考えながら、沖にいるお母さんを目指した。


そして、やがて夜になり…、また朝がきた。

あんな事が起きてしまった日をむかえたのです。