「兄貴っ!」 雄平が玄関から離れて比呂達の場所に戻ると、意識を戻したミリアが僅かに身体を起こしていた。 「ゆ・・へ・・」 ミリアが不安気に何かを言いたげに口を開いたが、それよりも今は何とか逃げるのが先だと思いミリアの言葉を遮るように 「大丈夫だ」 そう言って窓に向けて椅子を投げた。 「比呂!!ここからなら飛び降りられるな!?」