「兄さま!ミルのお土産何がいいかな!?」 そう言いキラキラした瞳で兄を見上げた瞬間、もの凄い音と地響き、地面が揺れ動いた。 「きゃあぁ!!」 足をとられたミリアが倒れこんだ。 「大丈夫か!?」 直ぐにミリアの腕をつかみ助けおこして辺りを見渡す。 地平線の向こうに炎が見えた。 それは何千もの戦車、機関銃を持った兵隊を伴って広がって行く・・。