どうしよう・・! どうしよう・・・!! ミリアは人通りの少ない路地へと走っていった。 地球人を巻き込むわけにいかなかったから・・・ 「・・・っ!」 ミリアの行きついた先は行き止まりだった。 逃げ場を失ってしまう。 まるでスローモーションのようにアトラス兵が近づいてくる。 ミリアは胸元のペンダントをギュっと握った。 ─────兄さま・・助けて・・・! アトラス兵はミリアに拳銃をむける。 ミリアは目を瞑った。 そしてアトラス兵は引き金をを引いた───── ─────雄平!!!