カキーン!!
ボールが金属に当たる音がする。
ミリアは一瞬ビクッとしてキョロキョロしている。
「どっち見てんだよ!ほらっ」
比呂の指す方をみると、汗まみれになってボールを追う雄平の姿をフェンス越しに見つけて、フェンスに手をかけた。
「・・・雄平」
普段とは違う雄平に心臓が煩いくらいどきどきいっている。
光る汗がキラキラしていてとても綺麗に思えた。
「かっこいいだろ」
魔法にかかった様に固まっているミリアに、フェンスに手をかけた比呂が声をかけた。
「二年でエースで4番だぜ。すげぇだろ」
比呂が何を言ってるのかわ分からなかったが、カッコイイのは間違いないと思った。


