アパートの近くまで行くと、比呂が家の外をウロチョロしながら待っていた。 二人に気づくと一目散に飛んで来た。 「っの、馬鹿野郎!居候のくせに心配させんなっ!!」 殴りかからんばかりの勢いに思わずミリアを自分の背へと庇ってしまったが、間違いなく比呂は今居候とよんだ。 不器用な弟の優しさに笑みが零れる。 ミリアは雄平の前へ出て比呂に向き直り、頭を下げ「ごめんなさい」と謝った。 虚を突かれた比呂は真っ赤な顔をして固まっている。 雄平はそんな弟を微笑ましげに見ていた。