「比呂、いたか!?」 兄の言葉に比呂は頭を振った。 突然いなくなったミリアを二人は探していた。 比呂は最初『あんな奴ほっとけ!』とは言ったものの、今は雄平と手分けして探している。 「あのガキ、どこまで手間かけさせんだよっ」 悪態ををつきながらも比呂は比呂なりに心配しているのだ。 「比呂、お前は家で待ってて。もしかしたらあの子が戻ってくるかも知れない」 ・・・その時にだれもいなかったらまたいなくなってしまうかもしれないから。 「兄貴は?」 「もう少し探してみる」