「お先に失礼します!」 「おうっ、お疲れ!明日な雄平」 現在夜の11時を回った頃であろうか、バイト上がりの野崎雄平は足早に家路につこうとしていた。 ブルル・・・ タイミングをはかった様にズボンのポケットにいれていた携帯が鳴り、携帯を開いた。 From さつき お疲れ様。 バイトは終わった? 明日朝練遅刻しちゃだめだよ。 そのメールに顔を綻ばせると返信をして携帯を閉じた。