王妃の瞳にも影が宿り、胸元に当てた手をきゅっと握っている。
『狙いは恐らくアメジスト・ストーンだ。ミリアの事も知ってるだろう』
王は俯く王妃の肩を抱き寄せた。
『ただ・・ミリアに対する気持ちだけは偽りではない。あれ自身、気づいておらんだろうがな・・・』
ミリアへの想いさえも復讐心へと変えようとしている。
狙いは、アメジスト・ストーンなんだと言い聞かせて・・・・。
『なんでもわかるんですのね』
王妃は伏せていた瞳をあげて王に身を預け、唇を緩めた。
『信じよう。マックスにはミリアを傷つける事は出来ない。いつかわかる時がくる・・・
・』
・・信じよう・・・・・・


