First Love ~君がくれたもの~


それから幾つもの季節が流れた。

『大丈夫みたいですわね』

シモンはミリアの面倒を良くみていた。

表情も豊かになり、笑顔も増えたように思える。

ミリアともホントに仲が良くて、二人を見ていると自然と顔が綻んでしまう。

だが王はどこか重たい声で呟く。

『・・何がだ』

『マックスですわ。ミリアのお陰かしら』

その声の重たさに違和感を覚えながらも、王妃は明るく王を振り返った。

『あれからは復讐の心は消えておらん。』