『おんぎゃあ!おんぎゃぁ!!』 時は流れ、王と王妃に子が生まれた。 その子はミュリアナスと名付けられた。 シモンは小さな妹に触れようとするが、あまりの小ささに手を引っ込めてしまう。 壊してしまうんじゃないかと思った。 『抱いてみる?』 『え?』 『落とさないでね』 微笑みながらそう言って、戸惑っているシモンに抱かせた。 この子が少しでもシモンの心を静めてくれればと、そう願いを込めて。