『王妃様!その様な事私共がやりますから!!』 連れ帰ったシモンを王妃は休むことなく看病していた。 王妃が自ら看病するので、侍女達は何とか王妃に看病を止めさせようと毎日奮闘している。 あれから一週間、シモンの意識は一向に戻らなかった。 侍女たちはこんな得体の知れない少年よりも、このままでは王妃が倒れてしまうんではないかと気が気でない。 『ごめんなさい』 目覚めない少年の顔を見ていると涙がこみ上げてくる。 少年の様子を見に来ていた王は妻の涙に一瞬目を伏せ、妻の肩を抱いた。