ミリアは信じられないといった様に首を振った。

「目・・開けてよ・・・雄平・・ゆ・・」

必死に雄平に手を伸ばす。

・・微かに雄平の指に触れた。

雄平の体温がミリアの身体に伝わる。


・・・まだ・・温かいのに・・・

・・雄平・・・ゆう・・・・


「──────────────っ!!」

言葉を呑みこむ。





「あああああああぁぁぁぁ!!!」

呑みこめなかった声が・・ミリアの悲鳴が響いていた。