風が、気持ちいい・・・


ミリアは一人、雄平と初めて出会った海岸へと足を運んでいた。


雄平はここで私を見つけてくれたんだ。


塩の香りがとても懐かしい気がする・・・


優しい風がミリアの髪をなびかせていた。


ミリアは空を仰いで両手を胸のあたりでぎゅっと握りしめた。

決して揺るがない想いを胸に・・・・