「・・兄・・貴・・・」 兄貴はミリアを救いたいと言っていた。 だからこんなところで、ミリアを護れぬまま死ぬわけがない。 自分を奮い立たせる様にに前を見据えた。 「・・・?」 炎の奥に小さな紫色の光りが見えた。 「なん・・だ?」 その光りは球体のようで炎の中から出て来ようとしている。 「・・・・っ!」 炎から出てきた球体からはもの凄い光が発せられていて目を開けていられない。 比呂は目を瞑ったが次第に光りの弱まる気配がして、ゆっくりと目を開けた。