君のトナリ

中学では変わるし!と思いつつ、地は抜けない。


「でもやっ君とはずっと同じやんなぁ」

「ほんまねぇ、赤い糸で結ばれてるんとちゃうん?」


子供を気にせず、話す担任を気にせず、勝手なことを言う親。


「や、赤い糸やなくて青い糸やと思うで」

「ほんまな。松崎と赤い糸やったら、俺死ぬ」

「…なんて?」

「なんでもないです」


そんなやりとりを聞いていた人物がいた。