隼人に話しかけられるたび龍も一緒に居るけど
目を合わせれない・・そんな学校生活が続いて。
宿泊研修1日前になったんだ。
その日もいつも通り隼人と龍と話した。
そして、帰って来ていつも通りパソコン三昧。
メールチェックすると、龍からメールが来てた。


『こんー★^^ 明日宿泊研修だよね! 紗季は楽しみ?』

 って。なんて返したらいいかわからなくて

「そーだね@ぅちは楽しみだよ★龍は?」

『おれ超楽しみ~^^  そーいえば紗季って気になる奴とか居ないの?』

「気になる人かぁ・・・。なんで??」

『明日宿泊研修の夜に、みんな告るらしいよー(笑』

 そうなんだ・・。羨ましいな。素直に恋ができる人が。

「ん──微妙・・かな?w 自分でも曖昧って感ぢ^^ 龍は?」

 馬鹿だ・・・自分って。
 龍の事諦めるって決めたのに、また微妙なんて言っちゃって。
 あげくには龍の事も聞いちゃって・・完璧に龍が心から離れてない証拠だよ・・。

『俺は~・・・ 誰だと思う?』

「え─誰だろう・・・。あ!わかったヵも(笑」

『誰誰ー?なんでわかったのw?』

「この間龍と教室で二人きりで話してた女の子かなーって思ったんだけど!」

『あぁwそいつ別にw友達ってかんじー(笑 俺の好きな人は・・・』

 やっぱ好きな人いるんだね。彩と連の時に応援できなかった分、龍の時は素直に
 応援しよう。

「誰っ!?超気になる」

『・・・お前が教えてくれたら言うけどねっ!』

「え!なんでょwうち微妙なんだってばww」

『じゃあ・・・言うよ?絶対内緒だかんな^^』

「あぃ!内緒にする!」

 って返事したものの、龍からの返事がなかなか来なくて。
 龍は携帯なのにな・・やっぱうちみたいな人には教えたくないよね。
 って思ってたらきたっ!

 どれどれ・・・だれだれ・・・?
 龍からのメールを見た瞬間、固まった。
 



 『紗季』

・・・・嘘・・・だ。

 「嘘だょね?うち、イタズラ通じないよwどんまぃだね★←」

 『本気だけど?』

 ・・・え。信じていいのかな?

 「本・・・当?」

 『マジでがち。』