「追試決定。あれから先生に説教されたし…」
『やっぱり…』と言うように二人が顔を見合わせ、亜希が話を続けた。
「その追試っていつ?」
「たしか…一週間後って言ってたはず……。だから勉強しないと……」
鞄から教科書を机にしまい込むけれど、力が入らずてこずってしまう。
「でも、今日の桜には勉強は無理だよ。顔色良くない。」
「冬子の言う通りだよ。そんな状態で頭に何も入らないって。」
「でも、勉強しないと苦手な数学だし…良い点数取りたい。じゃないと……」
「「じゃないと……?」」
「志望大学がヤバイみたいだから……」
と、教室に入って来る達也に目が行った。
冬子と亜希もつられて視線を達也に向ける。
二人は私の片思いを知ってるから、志望校がどこかももちろん知っている。
だから今回の追試が桜にとってどのくらいマイナスなことか大体の想像はついていた。
『桜の力になりたい、応援したい』
純粋にその気持ちだけが二人の友人の頭の中にあった。
心配性の冬子が何かを思いついたのか、亜希に耳打ちした。
しだいに亜希の表情も生き生きと明るくなってゆく。
楽しそうに話す二人に、私は気に止める余裕がないくらい睡魔は限界に来ていた。
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『やっぱり…』と言うように二人が顔を見合わせ、亜希が話を続けた。
「その追試っていつ?」
「たしか…一週間後って言ってたはず……。だから勉強しないと……」
鞄から教科書を机にしまい込むけれど、力が入らずてこずってしまう。
「でも、今日の桜には勉強は無理だよ。顔色良くない。」
「冬子の言う通りだよ。そんな状態で頭に何も入らないって。」
「でも、勉強しないと苦手な数学だし…良い点数取りたい。じゃないと……」
「「じゃないと……?」」
「志望大学がヤバイみたいだから……」
と、教室に入って来る達也に目が行った。
冬子と亜希もつられて視線を達也に向ける。
二人は私の片思いを知ってるから、志望校がどこかももちろん知っている。
だから今回の追試が桜にとってどのくらいマイナスなことか大体の想像はついていた。
『桜の力になりたい、応援したい』
純粋にその気持ちだけが二人の友人の頭の中にあった。
心配性の冬子が何かを思いついたのか、亜希に耳打ちした。
しだいに亜希の表情も生き生きと明るくなってゆく。
楽しそうに話す二人に、私は気に止める余裕がないくらい睡魔は限界に来ていた。
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