恋せよ、乙女!!

―― 翌朝。



追試の事だけ考えようと夢中に勉強をしてたら そのまま朝を迎えてしまった。



瞼が重くて、



朝日が目に眩しい。



重い体を引きずるように、一歩、一歩と学校へ向かった―――。









「あっ、桜おはよー」



「おはょ……」



やっと教室に着いた…

こんな調子で一日乗り切れるのだろうかと不安が過ぎる。



自分の席に着き、気怠い体を椅子の背に預けた。



そこに「おはよう」と桜の友人、亜希(アキ)と冬子(トウコ)が笑顔でやって来た。



「桜、元気ないねー」


「目の下のクマすごいんだけど。朝、鏡みたの?」
亜希が自分の目の下を指で抑えながら聞いてきた。

「んー……」

二人の話が上手く聞き取れなくて曖昧な返事しか返せない。私の睡魔はギリギリの所まできていた。


「ねぇ桜、昨日のテストやっぱり追試になったの?」


心配性な性格の冬子が私の顔を覗き込んで聞いてきた。


亜希も気にしているような表情でこっちを見てる。