恋せよ、乙女!!

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はぁ……………



自分の部屋に入るなり、どっと疲れが出た。



制服のままベッドにダイブした。



「追試かぁ…どうしよぅ……」



本音が口から出てしまう。



いつもなら“大丈夫って”前向きな私だけど、



今回はそうはいかない。



この時期に追試なんて…



内申書に響くかもしれないなんて……



私にはどうしても行きたい大学がある。



でも今の成績は正直厳しい…自分でもわかっている。



私には時間がない…



あの大学に行きたい…




ふと寝返りをして窓越しから達也の部屋に視線を向けた。



私の部屋からは良く達也の部屋が見える。



私と達也の家は隣同士。



くじ引きで決める席も不思議といつも隣同士。



神様は私の気持ちを知っててこんなことをするの?



必ず私の傍に達也はいる。



嬉しいのに、この頃の私はあまのじゃくみたいに嬉しくない。



それは、もう少しで隣同士の関係じゃなくなるかもしれないから……



私は焦っていた……