しかし
その場に彼女の弁解の
余地はない



「ニキビを馬鹿にされた」

「無視された」

「身長の事で傷ついた」

「男子に私達の悪口を言っている」



……はぁ

ミユは心の中で溜息をつく

言い掛かりもいいとこ

というより、

最後のに関しては
被害妄想も甚だしい。





ミユは
「知らない」
「してない」
「違う」


の連発。



誰も聞いてはいない