「私はミユちゃんみたいに男子と話すの得意じゃないから」




「そっかー…あ。昨日のドラマ見た?」


「うん。続きが気にな‥」


『ミユっちー』



何処からか女子の声が聞こえると思った


瞬間




「…だっ」



『今日も可愛ぃ☆』


数人の女子に拉致られる



そぅ
彼女、ミユは

スラッと背が高く
顔立ちはかわいらしい


ぱっと見目立つタイプだが
本人は自分は暗いと思っており、男子の隠れファンにも気づかない



「…サチぃ……」


「私は良いから…」


シッシッと手を振られ

他のクラスでの
ひと騒ぎにさんかする




こんな日常がつづいていた。