バンッ!
その時豪快な音を立てて前方の扉が開いた。
入ってきたのは莉人たちと同じ制服に身を包んだ二人の生徒だった。
「芝ー!!」
二人のうちの片方、オレンジ色の髪を立たせている男子生徒が芝の名を叫んだ。
「早速来たか」
芝はやれやれというように髪を掻き上げた。
「芝大先生様だ!呼び捨てにすんな、藤森!」
藤森と呼ばれた生徒はニヤリと笑みを浮かべた。
「下っぱ教師に言われてもなー」
「仮にも教師なのだから敬わなくてはいけないわ、京」
藤森の隣で、ピンクブラウンの髪を揺らしながら少女が言った。
その少女は莉人も知っている人物だった。
「寮長……?」
莉人たちの前で足を止めた紗奈は、にこりと微笑んだ。
「ごきげんよう、夏木さん、伊吹さん」
「楠木、仮にもは余計だ」
柔らかく微笑む紗奈に芝はため息を吐いた。
「ところで、信じがたい噂を耳にしたんだけど、本当か?」
「相変わらず早耳だな」
「と言うことは本当なんだな!?」
「てかあんた誰だよ?」
莉人が興奮ぎみに芝と話している男子生徒に問い掛けた。
その時豪快な音を立てて前方の扉が開いた。
入ってきたのは莉人たちと同じ制服に身を包んだ二人の生徒だった。
「芝ー!!」
二人のうちの片方、オレンジ色の髪を立たせている男子生徒が芝の名を叫んだ。
「早速来たか」
芝はやれやれというように髪を掻き上げた。
「芝大先生様だ!呼び捨てにすんな、藤森!」
藤森と呼ばれた生徒はニヤリと笑みを浮かべた。
「下っぱ教師に言われてもなー」
「仮にも教師なのだから敬わなくてはいけないわ、京」
藤森の隣で、ピンクブラウンの髪を揺らしながら少女が言った。
その少女は莉人も知っている人物だった。
「寮長……?」
莉人たちの前で足を止めた紗奈は、にこりと微笑んだ。
「ごきげんよう、夏木さん、伊吹さん」
「楠木、仮にもは余計だ」
柔らかく微笑む紗奈に芝はため息を吐いた。
「ところで、信じがたい噂を耳にしたんだけど、本当か?」
「相変わらず早耳だな」
「と言うことは本当なんだな!?」
「てかあんた誰だよ?」
莉人が興奮ぎみに芝と話している男子生徒に問い掛けた。


