「言ってなかったんだけど、実はもうひとつ属性があるの。それがF。どの属性にも属さない無属性、属性FREE」
「だからF?」
「そうだよ」
心優はニコッと笑いながら莉人に学生証を返した。
「そもそもFランクなんてそう簡単に出会えるものじゃない。普通は前もって説明なんてしないさ」
いつの間にか莉人たちの目の前に壱夜と倫縷が立っていた。
「因みにFにはランクがつかない。比べる相手が少ないからな」
「あーあ、莉人は仲間だと思ってたのになー」
相変わらず無表情な倫縷の隣で壱夜は自分の学生証をヒラヒラさせていた。
「壱夜はどのランクだったんだ?」
「俺はE-(イー・マイナス)。人間出の魔法使いだから当たり前ってとこだろ」
そう答えた壱夜は無駄に胸を張っていた。
「そこを誇張するのは間違ってるよ……」
それを見て心優がため息混じりに呟いた。
「だからF?」
「そうだよ」
心優はニコッと笑いながら莉人に学生証を返した。
「そもそもFランクなんてそう簡単に出会えるものじゃない。普通は前もって説明なんてしないさ」
いつの間にか莉人たちの目の前に壱夜と倫縷が立っていた。
「因みにFにはランクがつかない。比べる相手が少ないからな」
「あーあ、莉人は仲間だと思ってたのになー」
相変わらず無表情な倫縷の隣で壱夜は自分の学生証をヒラヒラさせていた。
「壱夜はどのランクだったんだ?」
「俺はE-(イー・マイナス)。人間出の魔法使いだから当たり前ってとこだろ」
そう答えた壱夜は無駄に胸を張っていた。
「そこを誇張するのは間違ってるよ……」
それを見て心優がため息混じりに呟いた。


