「これでテストは終わり。簡単だろ?あ、それから、出来上がった学生証は、いつも携帯すること。いいな?」
芝は一度全員の顔を見回した。
「じゃあ、早速テストを始める。二つの魔法陣に俺と副担がそれぞれつくから、好きな方に並べ」
芝がそう言うと、生徒たちはざわめきながら二つに別れた。
莉人と心優が並んだのは芝の列で、莉人がその列の最後尾だ。
「あ!壱夜発見ッ!!」
心優が指した方向には壱夜と倫縷の姿があった。
「あっちの列は次倫縷がやるのか」
あっちの列というのは副担の列のこと。
莉人たちの位置からはちょうど隣の魔法陣が見え、莉人がそちら側に目を向けたときは、倫縷がまさに魔法陣に入ったところだった。
「倫縷って何属性なんだろうね」
隣から聞こえてくる心優の声は好奇心からか弾んでいた。
「そう言えば、属性ってどのくらいの種類があるんだ?」
莉人は素朴な疑問を心優にぶつけた。
「火・水・地・風・雷・氷・闇・聖・音・時・虚・法の全12属性だよ」
「えーっと、火と水と地と風と雷と氷と、闇?とー……」
指を折りながら数えていた莉人だが、それ以上続かなくなり、心優が続けた。
芝は一度全員の顔を見回した。
「じゃあ、早速テストを始める。二つの魔法陣に俺と副担がそれぞれつくから、好きな方に並べ」
芝がそう言うと、生徒たちはざわめきながら二つに別れた。
莉人と心優が並んだのは芝の列で、莉人がその列の最後尾だ。
「あ!壱夜発見ッ!!」
心優が指した方向には壱夜と倫縷の姿があった。
「あっちの列は次倫縷がやるのか」
あっちの列というのは副担の列のこと。
莉人たちの位置からはちょうど隣の魔法陣が見え、莉人がそちら側に目を向けたときは、倫縷がまさに魔法陣に入ったところだった。
「倫縷って何属性なんだろうね」
隣から聞こえてくる心優の声は好奇心からか弾んでいた。
「そう言えば、属性ってどのくらいの種類があるんだ?」
莉人は素朴な疑問を心優にぶつけた。
「火・水・地・風・雷・氷・闇・聖・音・時・虚・法の全12属性だよ」
「えーっと、火と水と地と風と雷と氷と、闇?とー……」
指を折りながら数えていた莉人だが、それ以上続かなくなり、心優が続けた。


