直後、円から光が溢れた。
その光の中には小さな緑色の光も混ざっている。
「色が付いた光が見えるだろ。あれはスピリットが具現化したものだ。具現化したスピリットで自分の属性がわかる。この場合は緑色だから風属性だな」
「スピリット?」
芝の解説に出てきた聞き慣れない単語に莉人は隣にいる心優に小声で尋ねた。
「精霊だよ。魔法を使うときに力を貸してくれるんだ」
莉人はその答えにさらに首を捻った。
「セイレイって、あの召喚獣みたいなのじゃなくて?」
「それも同じセイレイで混乱しちゃうでしょ?だから区別するためにスピリットって呼んでるんだよ」
明らかに混乱していますって顔をしている莉人に心優は笑かけた。
「わかんなくなったら聞いて。何度でも教えるから」
「それは助かる」
話が一段落し、二人は光の中の男子生徒に視線を戻した。
魔法はもう終盤に近付いているらしく、男子生徒が翳した手に光が集結していた。
光が全て手の中に収まると、そこには小さなカードが出来上がっていた。
その光の中には小さな緑色の光も混ざっている。
「色が付いた光が見えるだろ。あれはスピリットが具現化したものだ。具現化したスピリットで自分の属性がわかる。この場合は緑色だから風属性だな」
「スピリット?」
芝の解説に出てきた聞き慣れない単語に莉人は隣にいる心優に小声で尋ねた。
「精霊だよ。魔法を使うときに力を貸してくれるんだ」
莉人はその答えにさらに首を捻った。
「セイレイって、あの召喚獣みたいなのじゃなくて?」
「それも同じセイレイで混乱しちゃうでしょ?だから区別するためにスピリットって呼んでるんだよ」
明らかに混乱していますって顔をしている莉人に心優は笑かけた。
「わかんなくなったら聞いて。何度でも教えるから」
「それは助かる」
話が一段落し、二人は光の中の男子生徒に視線を戻した。
魔法はもう終盤に近付いているらしく、男子生徒が翳した手に光が集結していた。
光が全て手の中に収まると、そこには小さなカードが出来上がっていた。


