残っているのはあの男だけだ。
「最後に、担任となる芝泰介(シバタイスケ)。担当は基礎魔法学だ」
男は一歩前に出て一礼した。
「紹介は以上だ。ここからは芝の指示に従ってもらう」
そう言うと、女の子は壁際に用意された椅子に腰掛けた。
「あの人、担任だったんだね」
心優が莉人に耳打ちした。
「教師には見えないな」
「言えてる!」
二人が笑あっていると、芝が前に出た。
「まずは軽く能力テストの説明をするな。このテストは、自分の属性、レベルを調べるためのものだ。手っ取り早く実演しながら解説する。じゃあ……お前ちょっと手伝ってくれ」
芝は近くにいた男子生徒を隣に招いた。
「方法は簡単だ。まず、この魔法陣の中央に立つ。すると特殊な魔法が発動し、光が溢れる。その光に手を伸ばすと、光が集結し学生証を形成する。ま、百聞は一見にしかずだ」
芝はそう言って、男子生徒を複雑な模様が描かれた円の上に立たせた。
「魔法陣に立ったら、ただ集中するだけでいい。流れる魔力に身を委ねろ」
芝の言葉に男子生徒は頷き、目を閉じ集中した。
「最後に、担任となる芝泰介(シバタイスケ)。担当は基礎魔法学だ」
男は一歩前に出て一礼した。
「紹介は以上だ。ここからは芝の指示に従ってもらう」
そう言うと、女の子は壁際に用意された椅子に腰掛けた。
「あの人、担任だったんだね」
心優が莉人に耳打ちした。
「教師には見えないな」
「言えてる!」
二人が笑あっていると、芝が前に出た。
「まずは軽く能力テストの説明をするな。このテストは、自分の属性、レベルを調べるためのものだ。手っ取り早く実演しながら解説する。じゃあ……お前ちょっと手伝ってくれ」
芝は近くにいた男子生徒を隣に招いた。
「方法は簡単だ。まず、この魔法陣の中央に立つ。すると特殊な魔法が発動し、光が溢れる。その光に手を伸ばすと、光が集結し学生証を形成する。ま、百聞は一見にしかずだ」
芝はそう言って、男子生徒を複雑な模様が描かれた円の上に立たせた。
「魔法陣に立ったら、ただ集中するだけでいい。流れる魔力に身を委ねろ」
芝の言葉に男子生徒は頷き、目を閉じ集中した。


