『莉人』



君はいつも隣に居てくれた。





『莉人ッ!』



君の明るさに何度も救われた。





『りっちゃん』



あたしは貴女を傷つけた。





言わなきゃいけないことは沢山ある。

でも

まだなんだ。



まだ思い出せないから。





ううん。





まだ思い出したくないの。










暗闇の中で微かに見えたのは



大切な人達の笑顔だった――――。