「おはよー裕!!」 「よっ、美月。」 暗くて少し涼しい下駄箱。 いつものように裕と あいさつを交わす自分。 10月。 あたしは自然に裕を好きになっていた。 裕と仲良くしたい。 その気持ちが膨らみ 自分でも驚く程男子と仲良くしていた。 男子4人女子4人で 毎日のように 放課後公園で遊んでいた。 何も遊具がない公園でも その瞬間が楽しかった。