ガチャッ――



………本物だ!!


目の前に本物の春輝と潤平が!!


ヤバい……涙が出そうなくらい感激!


あっ…なんか喋んなきゃ。



「えと…どうぞ…上がって下さい」

「いや、ごめんね。俺ら号室間違えたみたい」


そう言って二人はこの場から去ろうとする。


えっ!引き止めなきゃ!


「待ってください!あの…ここ…三浦京也の家です」

「「え…………?」」


二人してハモった。



「おいさっきから何してんだよ。おせーよ。早く上がれって」

「おっ…おい!京也、お前いつの間に彼女つくったんだよ。号室間違えたかと思ったじゃねえか」

「そーだよ。びっくりさせんなよな」


いたって普通の京也に春輝と潤平は少し戸惑っている様子。


なんかこの三人のやり取り…面白い。