「いってぇ~」


男の人は衝撃で起きてしまったのか、ようやく口を開いた。

けど頭を打って痛いのか、頭を押さえながら立った。




「あっあなたは、誰ですか!?
勝手に入るなんて不法侵入ですよ!」


わけの分からない状況に必死に頭を回転させながらやっと喋れた。




「あ?ここはオレの家だ。不法侵入じゃねえ」



「え…ぇえーー!?」


嘘でしょ……。




―――ドンッ





ようやく男の人が顔を上げたと思ったら、あたしは驚きでベッドから落ちてしまった。





…………だって…この男の人……