そしてあっという間に一週間は過ぎ、今は新幹線で東京に向かっている。


今まで住んでいた田舎とはサヨナラ。


新しく住む家を思い浮かべるだけでワクワクする。




───そして一時間ほど経ち




「ついたぁー東京だぁ!!」


もう興奮が収まらなくて叫んでしまった。


なんかあたしすごく田舎者みたいじゃない?

まぁ、田舎者なんだけどねっ。



「よしっお父さん行こう!!」

「ん?あぁ。あそこの人だかりはなんだろうね…」



人だかり……?



ぇえー!!



「ZEUSじゃん!!」



一目散にあたしは人だかりに飛んでいった。





「「「キャーカッコイイ!!」」」



久しぶりに、間近で見た京也は…もう……とんでもなくカッコ良さが増していた。