「すみれも引っ越しはイヤよねぇ?」 「うん。まぁ…。 それより、どこに転勤するの?」 「東京よ」 うそ………。 それってあたしにとってビックチャンスじゃん!! あたしはもう京也しか好きになれないんだもん。 絶対に逢いたい! 「やっぱお父さんは単身赴任しかないわね」 「えっ…ちょっと待って…!」 お父さんに電話しようとするお母さんの手を止める。 「どうしたの?すみれ…」 「お母さん…… あたし!東京行くっ!!」 意を決して思いを伝えた。