陽気な声を出したタケルが坂を原チャでのぼり始めた。 意外と普通。 けど、 今マサヤがタケルの肩を 掴んでる手を離したりでも したら間違いなく落ちるだろう。 落ちるどころか一回転するかも。 「マサヤ、絶対手、話さないでよ?」 「あ?手?」 「うん、そのタケル掴んでる手」 「…………」