――全部、正直に話そう。
私はそう決意した。
「総司、私ね人間じゃないんだ」
正確には半分人間。もう半分は妖の血が流れている。
私の母は狐の妖。父親は陰陽師だった。
ある時、父は奇怪な現象ばかりを引き起こしている妖を退治してほしいと村人に頼まれた。
何でもその村では年中、桜が咲いているとか。
始めのうちは気にしなかった村人達も次第に薄気味悪いと思うようになった。
「でもね父様はその妖に一目惚れしちゃったみたいで…」
数々の困難を乗り越え、ついに二人は結ばれた。
そんな二人の間にできた子供が私。
「今は人間の姿をしているけれど、私は満月の夜になると妖の姿になるの」
傷の治りも普通の人に比べれば早いし、妖の姿の時は人の傷を治すことだってできる。

