「ほら、おいで」 「あっ」 いつの間にか私は総司に抱きしめられていた。 「大丈夫。何もしないから…」 言いながら彼は私の頭を優しく撫でる。 「おやすみ、総司」 総司の背中に腕を回しながらそっと囁いた。 ――彼が眠ったことを確認し、私は布団から起き出す。 「待っててね、総司」 私は刀を抜き、自分の腕を傷つけた。 そしてその血で一つの印を結んでいく。 「……法印」