「辛い思いをするのは君だろう?」 「それでも私はあの人に生きていてほしい」 どうしてもしなければならないこととは、総司の病を完治させること。 もちろん言うほど簡単なことではない。 結果的に人の運命を変えることになる繋がるのだから、その代償は大きい。 「私はしばらくこの辺で宿をとっているから何かあった時は訪ねておいで」 帝はいつだって私の気持ちを第一に考えてくれる。 「ありがとう」 「ああ、それと。これを」 帝は袂を探ると一枚の札を私に差し出す。 「これは?」