アタシはずっと疑問に思ってたことを翔に聞いた…

「ねぇ…翔さぁ何で兄貴の事知ってんの?」

「あ?大地さんは俺のあこがれの存在…俺が尊敬してる人なんだ」

「ふーん」

「ちなみに俺がまだ中坊で荒れてた時に大地さんと出逢って…ブラックに入らないか?って言われて…俺はブラックに入ったんだ!!」

「…ちょいまち…なんで兄貴がブラックに入らないか?なんて言ったの?」

「そりゃー大地さんがブラックを作った人で…初代総長だからに決まってんだろ」

「はぁぁぁ?」

「でも大地さんは守るもんが出来たからって俺が入ってすぐに引退したんだよ…たしか…4年前」

「あぁ…多分それアタシが結斗を身ごもった時だ…」

「えっ!?ぢゃあ結斗って3才?」

「そだよ…」

「ふーん…本当は聞いちゃいけねーだろうけど…その…父親は?」

「結斗がお腹にいるって気付く前に別れた…てか振られた…」

「なんか…わりぃ…」

「別にいーよ…いつかは話す事なんだから…」