アタシは目に涙を浮かべて…聞いた…
「その被害が…アタシぢゃなくて…アタシの身の回りの人が狙われる事も…あるってこと?」
「あぁ…」
本当は…本当はこんな事聞きたくなかった…
「はぁ…」
アタシは頭を抱えて座った…
時計を見ると…
「18時かぁ…ごめん…ちょっと電話かけたいんだけど…」
「すきにしろ」
兄貴に電話しないと…
結斗のお迎えお願いしないと…
《もしもーし!!どーした?》
「…もしもし…結愛だけど…まだ仕事中?」
《今終わったー》
「あのさ…結斗のお迎え…頼んで…いい」
《…いーけど…なんかあったのか?》
「それはまた話すから!!とにかくお願いね?」
《あ…あぁ…》
「ぢゃっ!!」
ブチッ…ー


