「…もうひとつの、世界?パラレルワールド?」


「そういう思想としてじゃなく、本当にあるんだ。生き人が住むもうひとつの世界が。」

…狭い畳の上でヒコガワと向かいあって、
あたしはとんでもない話を聞かされていた。