「こんにちは」 知らないおばさんがニッコリと微笑んで立っていた。 「…こんにちは」 「いきなりごめんなさいね。隣に引っ越して来た天沢と言います」 清潔そうで、感じがよくて、どこか温かい人だった。 「あなたは…」 「椎名葵です。よろしくお願いします」 頭を丁寧に下げる。 「まあ、あなたが葵ちゃんね!息子と同級生の…」 息子? 同級生の子って男子だったんだ…。 きゅっと胸が締め付けられる。