『現実見ろっつってんだよ!!』 ―――何で今更。 「…はは」 気づいた時には遅いのだろうか。 もうあたしは何も考えられなくて。 どうやって家に帰ったのか覚えていない。 ただ、気づいたらベッドに倒れ込んでいた。 どれくらい時間が経ったのかわからない。 でも外はもう薄暗くて。 無意識にケータイを開いた。