「どうかした、矢野さん??」 ひとしきり笑ったところで先生は赤くなっている私を見て聞いてきた。 少し近い距離。でもその間には何枚もの壁がある。 「なんでもないよ??」 私は少し早口で答える。 先生は少し安心したように息を吐いた。