すると先輩が急に…





「ひゃっ…」






ぎゅっとあたしを抱きしめた。







あたしが呼吸できなくなるくらいに







力強くあたしを抱きしめた。






「俺…自分から女子と喋るん





本間に苦手でさ、





ほんまにずっと声かけたかった。






何回も何回も声かけようって思った。





でも…アホやから喋れんまま中学卒業してもて。」