先輩とあたし。





そう言うと微笑みながらうちの方を向く。





うちは制服のシャツを手でパタパタさせていた。






先輩がうちを黙りこみながらしばらく見つめる。






…ん?





なんでしょうか。






そんなに見て…うちをキュン殺す気でしょうか。






「なんですか?」





笑いながら問いかける。





我にかえったように先輩が視線をそらす。






「なんもない…」






不思議やなあ…