ちょっとだけ帰ってきた『天空宮市へようこそ!』

その動きのよさに驚愕していたのは、どうやら私だけではなかったらしい。

必殺の刺突を回避された事で、ブリュンもまた少なからず動揺していた。

そこを。

「隙ありだね」

覆面男の連続蹴り!

ブリュンは重装備の甲冑を身につけている。

攻撃力も防御力共に折り紙つきだけれど、その素早さは流石に覆面男には敵わない。

盾での受けが間に合わないが…防御は万全だ。

そう思っていた私の目の前で。

「う…そ…!」

覆面男の蹴りを受けて、ブリュンの甲冑の体が宙を舞った。