「……あなたたちは高校三年生。きっともうこのイカレた学校の状況に疑問も持つことすら忘れているんだと思いますが…」



美しい女性教師は真っ直ぐに姿勢を伸ばし、その凛とした佇まいを崩す事なく笑顔で言い放った…








…不気味なほどの笑顔で。




「テメェらの腐った根性、この学校ごと叩き治してやるよ。もう一度な」


「……おい、なんか外見とのギャップがありすぎてショック」

「こりゃぁツンデレなんてもんじゃねぇな…」

「ぇ?俺アリだな〜」



「…………なぁ、俺さっきから思ってたんだけど…阿佐美みづきって名前…どっかで…」

「…そーいやぁ…」

「なんだっけ」



「……………あ!」